コラム:「仕事師」イエレン議長とアジェンダの重み=鈴木敏之氏
2014年 03月 24日 10:53 タオバオ代行
米金融政策史上初の「Madam Chair(女性議長)」はデビュー戦で早くも大きな仕事をした。ゼロ金利下の緩和手段には資産購入による資金供給、いわゆる量的緩和(QE)と、期待誘導のフォワードガイダンスがあるが、その軸足を前者から後者へと移行させたのだ。
舞台裏では前体制以来の周到な準備も恐らくあったとはいえ、18―19日に主宰した最初の米連邦公開市場委員会(FOMC)でこの大転換を成し遂げたことは、驚異的と言っていい。
一部には市場との対話に躓(つまず)いたとの指摘もあるが、筆者はむしろイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の「仕事師」としての凄味に驚くとともに、中央銀行総裁が「アジェンダ(課題)」を果たす存在であることを改めて思い知った。
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